Virgin Cola（日本 94-96）

英ヴァージン・グループがコーラ市場攻略を目論んで開発したVirgin Colaは、当時のダイエーグループの手により95年頃に日本に上陸した。

しかし当時は廉価輸入コーラブーム真っ盛り。既に数多くのコーラが市場に溢れている中での本品の発売はほとんど話題にならなかった。さらに取扱い店のローソンとダイエーにはそれぞれCOLA OF AMERICA、SAVINGS COLA（当時）というPBコーラがあり、本品は販促されることもなくひっそりと販売されていた。

フレーバーの薬臭さが目立ち、炭酸と甘さが強い。個々の要素としては悪くはないんだろうけど、バランスがいまいち。なんとなく落ち着かないコーラに仕上がってしまっていて残念である。

ちなみに本品はアメリカ製。イギリスのコーラがアメリカで作られ日本で販売される、実にグローバルな構図が見える。ちなみにVirgin Colaがアメリカ市場に参入するのは98年。

97年より国産化し、味が若干変わった。