Coca-Cola Vanilla／Vanilla Coke（U.S.A.）

2002年5月15日に発売されたコカ・コーラ期待の新製品。アメリカでフラッグシップの新フレーバーが発売されるのはCherry Coke以来17年ぶりで、米国ではニュースのトップで扱われるなどかなりの注目を集めた。

本品はその名のとおりヴァニラフレイバーのCoca-Cola。潔いまでの単純なネーミングがいかにもコカ・コーラらしい。グラフィックには赤に加えてバニラをイメージさせる肌色が使われていて、どこか落ち着いた印象を与える。

Vanilla Cokeの発売にあたって、コカ・コーラは5月初旬に大規模な記念イベントをニューヨークで開催。PETボトルとピンバッジをセットにした「VIP Box」なるものを配布した。ちなみにVIPはVanilla Initiate Personの略らしい。

バニラの香りを絶妙なバランスで織り交ぜた、「これこそバニラコーラ！」というべき完成度の高いコーラであった。ただあまりにも完成度が高すぎで、やや地味でインパクトに欠ける印象をうけた（これでPEPSI派がCoke側にくるかといわれると疑問が残る）。またCherry Cokeと同様クセがあるので、日本では好き嫌いが分かれそう。

2006年春にCoca-Cola Black Cherry Vanillaにその座を譲り生産終了したが、翌年1月よりCoca-Cola Vanillaとして復活した。