Royal Cola

コーラ白書初登場のミャンマー産コーラ。提供者のMarkに感謝。

製造元のMyanma FoodStuff Industriesはミャンマー工業省（I）傘下の国営食品メーカー。コカ・コーラを意識したロゴとグラフィックだが、出来栄えは良くなく昔の廉価コーラを連想させる。肩には「PRODUCT OF MYANMAR」の文字が光る。

特筆すべきはその原材料。通常コーラの材料は酸味料とか香料とかが並ぶものだが、本品は炭酸水、砂糖、濃縮コーラ（Cola Concentrate）、カラメルというミニマルさだ。濃縮コーラが何かは不明だが、要するにどこかからコーラの原液を買ってきているということだろう。

飲んでみて納得。明らかにチューペット（チューブに入った氷菓）のコーラ味と同じ味なのだ。あの独特な酸味の効いたコーラが微炭酸になったものを想像して頂きたい。缶コーラがチューペットなので、飲んだ瞬間脳が予想していなかった味にびっくりするような不思議な感覚に襲われた。

Royalの名を冠しているが、現在のミャンマー連邦共和国には王家は存在しない。