ウィルキンソン タンサン ドライコーラ

2016年7月19日に発売されたウィルキンソンブランドのコーラ飲料。商品説明には無糖コーラという表現が用いられているが、実際にはコーラフレーバーを付加した炭酸水である。

アサヒ飲料の「ウィルキンソン・ドライコーラ」と銘打つ商品は本品が初めてではない。2011年に発売された先代ドライコーラはゼロカロリーのジンジャーコーラであったが、1シーズンで生産終了。今回はアウェイとなるコーラ市場ではなく、同社がトップシェアを握る炭酸水市場向けの商品として再登場した。

このコーラフレーバー＋炭酸水というコンセプトは既に他社から商品化されいる。しかし本品はウィルキンソンの高いブランド力を生かして発売以来一気にメジャーな存在となった。全国区での競合がいないこともあり、ウィルキンソンタンサンレモンよりも取扱店舗は多いように思う（2016年8月現在）

ダイヤモンドのテクスチャをつけたペットボトルと透明のラベルを用いたクリア感の強いパッケージを採用。茶色のラベルがコーラ感を演出しながらも、あくまでウィルキンソンタンサンの派生品を主張したデザインである。

心地よい強炭酸とキレの後にコーラが香る。コーラフレーバーがしっかりと存在感を持ちつつも、決して派手すぎず後味のドライ感を邪魔することがない。このバランスの妙は流石ウィルキンソンである。

これまで甘さを抑えたコーラは数多く登場してきたが、本品はその究極の形と言えるだろう。