PEPSI JAPAN COLA（2020)

2020年5月12日にリニューアルされたPEPSI JAPAN COLA。その名の通り日本限定のペプシコーラで、サントリーが開発・販売を手掛ける。

ニュースリリースによると今回のリニューアルでは米国ペプシコ社が開発に参画し、ペプシ史上最高レベルの“爽快感”と"後ギレ"（新用語）を実現したという。だたこの表現は日本市場のペプシ主要製品との比較で、あくまで日本のペプシと旧PEPSI JAPAN COLAがベンチマークという事になる。

和柑橘と塩を利かせたジャパンオリジナルテイストのペプシ、というコンセプトは昨年と同じだが、今年は飲みごたえと後ギレがより強調されフレーバーは「隠し味」とされている。また今年は「汗のあとに」と食塩添加による熱中症対策が謳われているのも面白い。

昨年のPEPSI Japan Colaに比べてやや柚子の香りがフレーバーが抑えられ、後味のくどさが改善された印象を受けた。後半は塩やカフェインの存在感が強く、しっかりした飲みごたえが感じられた。ペプシのフレーバーは相変わらず弱め。

5月頃からオンエアされているテレビCFでは「ペプシコーラ」ブランドが全面に訴求されていて、新商品である本品の商品名は出てこない。サントリーの自販機にも本品ではなく通常の500mlペプシが装填されているケースも多いことから、今年のサントリーの有糖コーラ戦略は通常ペプシとPEPSI JAPAN Colaの２本立てなのかも。