コーラ白書
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コーラ・ファウンテン

中本 晋輔 & 中橋 一朗

最近聞いたうわさでは、コカ・コーラの黒い成分には食用ゴキブリが使われているというのです。

私はこの話を聞いたときに直ぐにデマだと感じたのですが、我が家の娘(中学2年)は信じているようです。出所を尋ねると、友人にオバさんの知り合いという程度でした。何かわかりましたらお教えください。

(hosookaさん)

まさかとは思いましたが一度調べてみました。残念ながら(?)、そのような事実はなさそうです。

コーラの黒色に使われている「カラメル色素」は、本来は砂糖を加熱して作るものなのですが、現在は化学的に合成されています。これは安いものなので、わざわざゴキブリを飼育したり、捕まえたりしていてはとても採算が合いそうにありません。まあ、マク○ナルドのハンバーガーにミミズの肉が入っているとか、そういうのと同じ類の噂話、というか一種の都市伝説ですね。

ただし、化学的に合成された着色料について、安全性を疑問視する立場もあります。そういう意味では、むしろゴキブリの天然色素のほうが安全といえるかもしれません(ゴキブリそれ自身は食べても毒ではありませんし、本当に食べちゃう人も結構います)。

ちなみに、実際に昆虫由来の天然色素が使われている例もあります。コチニールといわれる赤色色素はサボテンに付くカイガラムシの一種から抽出され、いろいろな食品に使われています。

あ、そういえば今月のコーラ・ファウンテン、なんか寂しいですね。メールボックスを整理してみたんですが、最近あんまりお便りが来てないんですね。皆様ひとつよろしくお願いします。でないと、捏造しちゃうかも。

(なかはし)