Topics! 2001/06/03
コカ・コーラとペプシの華やかな二強対決の反動か、新製品がここ数年ほとんど発売されていないコーラ市場。この近年の阪神のような停滞感が漂うなか、5月に入っていきなり新製品が立て続けにリリースされた。その上この2つのコーラ、申し合わせたように「コーヒーコーラ」であった。
この「コーヒーコーラ」というのは、つまり「コーヒー味のコーラ」である。コーヒーとコーラのコンビネーションは日本では耳慣れないが、コーラの本場アメリカでは80年代から存在している。例えば94年にPEPSIはコーヒー味のペプシ「PEPSI KONA」を発売し話題となった。また現在でもJAVA COLA(コーラ白書未登録)などいくつかのコーラがマイナーながらも頑張っている。
まず5月15日に発売されたのがUCC上島珈琲の最新作「Cafe LA SHOWER」だ(写真左)。大手珈琲メーカーの作ったコーヒーコーラは世界的にもあまり例がなく、期待は高まるばかり。デザインもなかなか秀逸。今のところは東京・名古屋・大阪の限定発売のようだが、今後の展開によっては全国発売の可能性もある。
一方5月24日に発売されたのがサントリーのザ・グレートカクテルズの一つ「KAHLUA Ram-Cola」(右)。KAHLUAはご存知メキシコのコーヒーリキュールで、ミルクで割ったカクテル「カルアミルク」は口当たりの良さから女性を中心に高い人気がある。今回このリキュールにコーラとラムを入れたのが本品。一体どんな味なのか見当もつかないぞ。
この2つのコーラに共通するのは「意外性」である。今後このジャンルのコーラが生き残れるかどうかは、この意外性でコークやペプシとどこまで住み分けができるかにかかっているのかもしれない。今後の展開に注目だ。味についてはデータベースをCheck!
(中本)
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