コーラ津々浦々 サンフランシスコ・ヨセミテ編
中本晋輔

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2004/09/13 8:15-

HanfordでJeffとMarieに別れを告げ、AmtrakでMercedへ向かう。こちらでは月曜の朝から電車に乗る人は多くないようで、ほぼ貸切り状態だ。気分が良いのか運転手がずっと警笛を鳴らしつづけ、眠れない。

2004/09/13 10:05-

MercedでYARTSというバスに乗り換える。町をぬけるとXPの背景を思わせる草原の丘陵地帯が見渡す限りひろがっている。草が茶色いことを除いては。

途中Mariposa という小さな町で休憩する。町並みが煙って見えるのは霧ではなく、すぐ近くで山火事が発生しているからだという。毎年この頃は山火事がどこかで起こるが、今年は特に酷いそうだ。家の壁にペンキで書かれた「We Love You, Firefighters!」のメッセージがなんともアメリカらしい。

2004/09/13 13:00-

Yosemite Curry Villageに到着。今回はCabin w/ bath(風呂つきのログハウス)に泊まるためか、チェックインの時のクマについてのレクチャーが省略される。シングルベッド2つとクローゼット、シャワーとトイレだけのシンプルな作りで、外観よりずっと広く感じる。時折外の壁を伝うリスの音がかさかさと響く。

2004/09/13 14:00-

Curry VillageのPizza Patioにて、人生で一番うまいピザを食う。ペパロニ・オリーブとエクストラチーズのみの小さなピザだが、ペパロニの焼き具合が絶妙だ。$6でこのピザがあるのなら、川辺でバーベキューなどしている場合ではない。

ちなみにここのコーラはCoca-Colaだった。

腹ごなしにMirror Lakeまで歩いて行くことにした。30分ほどで到着し、目を疑う。湖が丸ごと干上がっていて、砂漠のような光景が広がっているのだ。8月は雪解けの水が切れるYosemiteの「乾季」だが、まさか丸ごとなくなっているとは。昔見たのMirror Lakeがまさに鏡のように静謐に水をたたえていただけに、ショックを受ける。折角なので湖底の岩の上に乗ってみる。

2004/09/13 16:00-

コーラの瓶を置いて四季報の表紙用写真を撮っていると、隣にいたアメリカ人夫婦から「なぜコーラ置くの?」ともっともな質問をされる。私が必死にホームページのことを説明すると、「コマーシャルフォトグラファーかと思った」と笑った。

・・・これからはそう言おう。

2004/09/13 19:30-

Yosemite Villageでブッフェスタイルの夕食を取る。ここでもコーラはCokeとDiet Cokeのみで、コカ・コーラ優勢。新製品のC2を見かけないのが気にかかる。

カウンターの片隅にポテトバーなるものを発見する。大量の蒸し芋にチーズやバターやミートソースが置かれ、かってに好きなだけかけていくというものだ。ポテトをバーにする必要があるのかはともかく、ミートソースがやたらと旨い。他をそっちのけで喰って、芋腹になりつつバスでCurry Villageに帰る。

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