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![]() 中本 晋輔
このちょっと昔のCoca-Cola lightにも見える(?)缶、実は電池を使った電気ショック缶なのである。仕組みは簡単で、電池から供給される電気が内部のコンデンサーに蓄えられ、持ち上げると底のスイッチが入って電流が流れるというもの。電池は単三が1本。しかしたかが単三1本とあなどるなかれ、実際やってみるとかなり痛いのだ。どれぐらいかというと、思わず缶を放り投げてしまいそうなほど痛い。 しかしその辺に抜かりはない。この缶には付属品として釣り糸が入っていて、間違って放り投げてもこれで固定しておけば大丈夫!というわけなのだ。・・・って、もっと他に気を使う所があるんじゃないか? しかし本気でこの缶でいたずらするのはかなり難しいだろる。全然美味しそうじゃないデザインももちろんだが、それ以上に問題なのは開口部分。プルリングはプルリングでも、シーチキン缶のような 缶詰用のもの が付いているのだ。何故!? これでは騙されたくても気づいてしまいそうだ。その上裏から釣り糸が延びているとあれば、実用性は推して知るべしである。 この強烈なパーティーアイテムは大阪・日本橋の雑貨屋で購入したもの。価格は¥1480。ビールバージョンもあるが、こちらはもっと怪しげなので実用性はさらに低いかも。 [四季報 2000年7月号] [コーラ白書] [HELP] - [English Top] Copyright (C) 1997-2000 Shinsuke Nakamoto, Ichiro Nakahashi. |