中本 晋輔
陽光が日増しに眩しくなるこの季節、やはり旬はなんと言ってもアウトドア。近くの公園へピクニックといったお手軽なものから車を出してのキャンピングまで、自然を最大限に満喫するのは今をおいて他にない。そして野外での食事で欠かせないものといえばやっぱりコーラ!流行りの緑茶もいいが、野外で飲むコーラは格別である。オランダ王室のピクニックでもコカ・コーラが一人2本用意されるのだ。
日本は自販機大国なので、コーラを現地調達するのは比較的簡単だ。でも自販機はどこにでもあるわけじゃないし、本書の読者ならお気に入りのコーラを持っていきたい!と思う人もいるかもしれない。今回はそんな要望に応えるべく、コーラを携帯するためのグッズを特集しよう。
お洒落度 | ★★ |
実用度 | ★★★ |
1923年にアメリカで誕生して以後世界中で使用されるようになったボール紙製6本パック。材料が紙だけにボトル6本も支えられるのか不安に思うかもしれないけど、組み立ててみればその頑丈さが分かるはず。使い終わった後簡単にたためるのもいい。製造元は6パックの最大手MEAD社だ。
お洒落度 | ★★★ |
実用度 | ★★ |
シックスパックが多すぎるという人にはボトル2本用のペーパーキャリアがおすすめ。本品はキャンペーンのプロモーションで昨年セブンイレブンで限定発売されたもので、中央に「No Reason」のロゴが配されている。是非とも記念ボトルを入れて使いたい。ただ取手が握りにくいので長時間持つと疲れる。
お洒落度 | ★★★★★ |
実用度 | ★★★ |
ボトルキャリアにもこだわりを見せたい方にはアメリカンヴィンテージはいかがだろうか。このアルミ製のボトルキャリアは1950年代にコカ・コーラの工場で実際に使われていたものだ。その証拠に内側のアルミ版には「PROPERTY COCA-COLA BOTTLING PLANT」とエンボスされている。伸縮する取っ手のギミックも健在。かなり注目を集めるアイテムだ。
お洒落度 | ★★★ |
実用度 | ★★★★★ |
目的地までコーラを冷たく保つにはやはりクーラーバッグ。中でも良品計画(無印良品)のクーラーバッグが機能面で注目に値する。業務用保冷剤使用でクーラーバッグの性能の高さはもちろん、その上外部に硬いナイロン系素材を使用しているためコーラ6缶いれても型くずれしないのが嬉しい。また空の時はマジックテープで3分の一の大きさに折りたためるなど、消費者の立場に立った工夫が随所に見られるスグレモノ。24缶はいるバージョンもある。
お洒落度 | ★★★ |
実用度 | ★★ |
重要なプロモーションアイテムとして、Coca-ColaやPEPSIは自社のロゴ入りのクーラーバッグを数多く送り出してきた。70年代に作られた本品もその一つ。真っ赤なボディの中央にコカ・コーラのロゴの入ったオーソドックスなデザインが逆に新鮮だ。350ml缶16本と大容量だが、あまり入れすぎると型くずれして持ちにくい。
お洒落度 | ★★ |
実用度 | ★ |
登山やサイクリングなど両手を塞ぎたくないときは肩掛け式のチューブ型キャリアが便利だ。これは80年代のPEPSIのプロモーションアイテムで、ロゴ入りのナイロンチューブ内に350ml缶を5本収容可能。ただ入れ口が上にしかないので一番下の缶を出すのが結構大変。
お洒落度 | ★★★ |
実用度 | ★★★★ |
ゴールドコーストの土産物屋で発見したオーストラリア製のコーラキャリア。オーストラリアらしくカンガルーのイラストがあしらってある。上記のPEPSIのものと違ってこれにはチャックが付いているので、缶の出し入れが格段にしやすくなった。また保冷剤入りでクーラーボックスとしても使える。かなりレベルの高い逸品。
お洒落度 | ★★★★★ |
実用度 | ★★★★ |
数あるコーラキャリアの中でも傑作と呼べるのがこのトートバッグ。2001年のPEPSIとBAPEのコラボレーションの一環として登場したこのバッグは、500ml缶12本という抜群の収容力を誇る。ボックスタイプで安定性が高く長時間持っても疲れない。
また内部を仕切っているパーティションは全てマジックテープなので、自由なレイアウトが可能。つまりジュース3本とお弁当と着替えとか、全部はずして普段用なんて使い方もできるのだ。またBAPEのロゴもマジックテープで脱着できる。保冷機能こそないものの、それを補ってあまりある独創的キャリアだ。
お気に入りのキャリアが見つかれば、次はコーラ選びだ。CokeでもPEPSIでもVirginでも、またはスーパーの安コーラを大量に持っていくのも良いかもしれない。また最近は同じブランドでも様々なスタイルのものが用意されていることもある。
アウトドア用のコーラを選ぶポイントは容量と携帯性。これからの季節気温が高くなるので500mlになると最後は炭酸が抜けている、なんてことはよくある。また野外では一カ所で全部飲みきるとは限らないし、下が不安定で倒れてしまうことも多い。やはりここはリシーラブルなモデルを選びたい。
コーラ白書イチオシはPEPSIの350mlボトル缶だ。PETに比べて容量が手頃なうえ再栓可能なので、王とドアでのタフな使用にも答えてくれる。
あと個人的に推したいのはコカ・コーラの250mlグラスボトル。記念ボトル用に日本で開発されたもので、通常のコンツールボトルと同じ大きさで容量は約1.4倍。その上スクリューキャップの採用で再栓も可能というスグレモノだ。ガラスなのでやや重いのが欠点だが、清流で冷やしたグラスボトルを一気に飲み干す爽快感は何物にも代えがたい。
あ、それから空き缶空き瓶はくずかごへ。マナーを守って楽しいアウトドアを!